google革命の衝撃文庫版を読みました。

お疲れ様です！Tです。

書評になってませんが書評ラッシュです。

本書は07年1月にNHKで放映されたNスペの書籍版で、
07年5月に単行本化されていたものに加筆して文庫化されたもので、
09年に出版されております。

Tリアルタイムで視てましたがもう一度視てーなと思っていたら丁度よく文庫化されたので買いました。

番組自体もgeek筋には面白くなかったようですがゴッゴルって読むんじゃないんだーという層には、
間違いなく衝撃を与えられるデキだったと思います。本書も然り。
大筋googleという会社の生い立ちやビジネスモデルや経営陣の表向きのビジョンや同社が齎した様式や現象について、要点は完璧に抑えているように思えます。

印象的だったのは書き手がgoogle礼賛というわけでもアンチというわけでもない立場を取りつつも、
・検索結果ってほんとに恣意的じゃないっていえるんだっけ
・便利さと引き換えに俺ログを預けてよかったっけ
・民間でいいんだっけこういう機構を提供してるのって
という（Tの勝手な意訳ですが）漠然とした不安感が募っていく様子が垣間見れる点でした。
ロボコップのオムニ社的不安。。。

加えて脳のRAM容量の低下という懸念もありそうに思ってます。
あるweb系制作会社に10年近く勤務している方で、
バルクタスクをさくさくこなす姿は神々しく映っていたものの、
付き合ってみると「ちょっとしたことを覚えていられない」という特性があり、
訪問のたびに決まっていたはずの仕様を新しく提案し直してみたり、
前日の自分が出した指示内容を忘れていて送信済みボックスで再確認してみたり、
という恐ろしい現象に勘付いてしまったことがあります。
検索や「あちら側に置いておく」行為と無関係ではないと思うんですよね。
当時は恐ろしく感じましたが、流れとしてはあるような気がします。

脳の中にgoogle、という発言もあったようですし。。。


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