コピペはそんなに悪か？

お疲れ様です。ネットマーケのTです。

大学生へのレポート課題を取りやめる先生がいらっしゃるそうです。
理由はコピペで提出してくるから。
課題とはいえ数十枚の原稿用紙が出てくるわけですから、
目を通すだけでも大変でしょうし、
挙句なんかヘンな文体だな～と思ったらコピペだった、
徒労感たるや筆舌に尽くしがたいものがあるのでしょう。
分かります。

検索バカという書籍でも、
自分のアタマで考えなくなることの弊害を謳っていましたが、
Tはそんなに悲観的ではないんです。

インターネット禁止にでもしない限りはコピペは無くなりません。
そこを嘆いていてもしょうがない。

課題や読書感想文に関していえば、
コピペ禁止ということであれば、
そこまで強烈な投資を行わなくとも、
技術でコピペフィルタを構築することができると思います。
検出されたら落第にしたらいいのです。

国語力について過剰に自信を持っているTの個人的な意見なんですが、
逆にコピペ文化を一方的に排斥するほうが考える力をなくさせる要因になるんじゃなかろうかと思うのです。
というのは、
そもそも自分の考えなんていうものは、
誰だってそうそう持ってるものではないからです。

何かについて意見を求められて、
右に同じ、と答えないだけでもまだマシなお国柄ですから、
答えたとしてもそれはどこかのコピペであることのほうが多いと思います。
というか、
膨大なリソースからあたかも自分の考えのように意見を再構築する方が、
自然なように思えます。

守・破・離ではないですけれども、
最初はコピーしかないと思っています。
問題なのは「ペ」の部分。
ペを禁止して自分なりにテニオハを書き換え、
フィルタに引っかからないように工夫するという作業だけでも、
ある程度文章力はつくものと思います。

ここからは意見が分かれるところですが、
情報の検索能力、要約能力、再構築能力
と
じぶんのちからでかんがえる能力
どちらが能力と呼べるものでしょうか？

PS
Tに子供がいて読書感想文をコピペで制作していたらやっぱり叱り付けそう。
でも漢字練習の宿題で、役割分担して俺部首ネ！みたいなの、昔からありましたよね。



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