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2008年9月9日火曜日

御社のホームページがダメな理由。

お疲れ様です。ネットマーケTです。
今日は書籍をご紹介したいと思います。
「御社のホームページがダメな理由――98%は死んでいる」(中経出版)

こちら非常に感動しました。。。

内容については
http://smoothfoxxx.livedoor.biz/archives/51368853.htmlに詳しいのでぜひ参照いただきたいのですが、
※著者が光臨しててびっくりしました。

この中でもっとも刺さったのは、
「お金をかけないなら徹底的にお金をかけない方向にすればいいでしょ、中途半端にやるのが一番ダメでしょ」というメッセージでした。

まさしくその通りだと思います。

これはTの勝手な分類ですが、
サイトには大きく3つの分類があると思っていまして、
それは、
コーポレートサイト・マーケサイト・ECサイトです。
バックリしていますが。

コーポレートサイトはいわば採用と投資家向けの情報提供を担っていて、
マーケサイトは販促を担っていて、
ECサイトはそれそのもので販売を担っている、
という考え方です。

それぞれ至上目標があると思ってまして、
上から、
・企業ブランドの最大化
・見込み顧客数の最大化(獲得じゃなくても非常に強力な購買の動機付け)
・販売数の最大化
です。

それだけに3つともやるべきことが異なると思います。
上から、
・サイトとしての品質向上
・サイトの営業力強化
・サイトの販売力強化
ですよね。

具体的施策に落とすと最早ぜんぜんすべきことが異なると思います。
一緒くたにすると悲惨なことが起こります。(悲惨なことはよく起こっているようですが。)
コーポレートサイトにブログパーツを配布させてもあんまり意味ないのとか、
ECサイトでWeb標準に準拠しようと機動力と使い勝手を犠牲にしたらあんまり意味ないとか、
その類いです。

で、一番効率がいいとしたら、
それぞれサイトを分けて運用することだと思います。

コーポレートサイトは非常に静的なものなので、
動くとしても動く場所は大体決まっていますから、
そこだけに更新ツールを導入するなど徹底的に省力化を図れる部分だと思います。
また誰でも容易に使えて分かりやすくて正しいプログラミングで美しいビジュアルデザインで、
という企業自身の性格性質を反映してますよ的な気合の入れ方が必要だと思います。

一方マーケサイトやECサイトにあっては、
ユーザー動向如何でいかようにでも形を変えるべきだと思いますし、
それもなるべく早く変えたほうがいいと思います。
マーケサイトですと、
やたらお金と知恵を掛けたものすごいブランドサイトを展開する、
という手法も取れるかとは思いますが、
これは資金に余力のある会社の話だと思っています。
それよりはとにかくフットワークが軽いことが功を奏す気がしてなりません。

よほど自信があるのなら、顧客志向を捨ててわが道を行っても良いかも知れませんが…

となると、
資金回収を目的とした、
ある種の投資目的でこさえたサイトは、
なにかとコストがかかるものと思われます。
ですので、
リアルでの営業が既に強い状況なのであれば、
敢えてサイトにコストを投下するよりは、同じだけのコストを要員確保に宛てて、
余力でネット経由でのお問い合わせを取ることに徹した、
限りなく静的な営業支援サイトを構築したほうが効率的だと思われます。
それこそカートを付けてマーケッティングというノリは安易だと思います。

確かに、
現実的に1社で複数のサイトを持つことの是非を問う向きもあると思います。

そんな場合でも考え方は一緒で、
「徹底的に放置する部分」と「徹底的に運用更新しやすい部分」に分けて、
いわば意味からサイトを構築するのではなく、
実ビジネスに即した形で効率的且つ合理的なサイトを構築するという解決策が良いのでは、と思います。
ただこれって制作サイドはあんまり儲かる話じゃないから積極的に提案しなさそうですが…

このブログもそういう意味ではマーケサイトです。
本体サイトのほうは営業支援サイトという位置づけでしょうか。


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